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英名：Olive

効能：血中のコレステロール値のバランスを保ちます。心臓及び動脈系の病気に良く、胃を守り、胃液の分泌を良くので消化促進、体脂肪の老化防止、便秘の予防にもなります。最近は癌予防や糖尿病の治療にも使われ始めたそうです。そして日焼けの予防効果・・・これはガーデナーには嬉しい効果ですね。

利用法：果実は浅漬けやピクルス、リキュールに。精油はお料理に。葉はハーブティーに利用できます。また、オリーブオイル*でのマッサージは美容効果が高く、リンスに混ぜて髪の手入れに、歯茎のマッサージ、石鹸作りにも利用できます。枝ごとリースにするときれいですよ。

*オリーブオイルについては『パタパタMam』 の“シーズニング”に情報があります。

歴史上最も古いハーブと言われるモクセイ科の常緑樹オリーブは、旧約聖書の『ノアの箱船』の逸話でも有名ですね。船上から放たれたハトがオリーブの枝をくわえて戻ってきた。ノアはそのオリーブの枝を見て、洪水が治まって再び地上が現れたことを知った・・・この伝説からオリーブは平和と希望の象徴とされ、オリンピックのシンボルにもなっています。
硬質で艶のある葉っぱがとてもきれいで、ハーブガーデンのシンボルツリーにはもってこいの木です。常緑高木ですが、プランターでの栽培も可能でよく育ちます。観賞用ならば一本でも良いのですが、実を収穫するためには品種の異なる株を混植しないと結実しません。
私はハーブガーデンのシンボルツリーとしてマンザロニとミッションを植えていましたが、ミッションは風で倒れてなくなってしまいました。その後、マンザロニは浅く太く土中を這い回る針槐の根に持ち上げられたようで、枯れてしまいました。いつか少しづつでもオリーブオイルが採れたら……と、気の長い夢を託していたのですが、残念です。いつか場所を変えてまた育てたいと思っています。