カメラマンは身体で勝負!
撮影の度に思うことですが、カメラマンという仕事も結構大変なものです。レンズを選んで、照明を調整して、シャッターを押す・・・楽でカッコ良い仕事だと知らないうちは思ってましたが、どんな仕事でも楽なだけってことはないのですね。
まず驚かされるのは撮影機材の重さです。照明機材や三脚はもちろん、レンズの一つ一つがずっしりと重い。ましてやカメラとなると、ほんのちょっとの間借りて使わせてもらってるだけで、重くて腕が痺れてきます。
シャッターチャンスを見逃さない機敏さもさすがです。「カメラマンの○○です。こっちはアシスタントの○○です。」な〜んて紹介された時には正直(若い癖にアシスタントなんて……小癪な!)なんぞと思ってしまったものでしたが、撮影を見ているとアシスタントの必要性も十分に頷けるものです。モデルの撮影をしながら、RITZが大鍋にパスタを入れようとしているところ目敏くみつけて「ちょっと待った!」。茹でたアスパラを上げようとしていると「ちょっと待った!」。アシスタントにレンズや照明の指示などしながら、シャッターを切る手は止まらず、レンズはほかほかの湯気や湯飛沫を追い続けます。おかげで私はパスタや野菜を茹で過ぎてしまうこともしばしばです。
そして、なによりも感心してしまうのは彼らの身のこなしです。「カメラマンには運動能力が必要だ!」と、近ごろの私は思います。高い所から身を乗り出してシャッターを切る。レンズをのぞいてシャッターを切りながら階段を後ろ向きに降りる。立ったり座ったり、這ったり寝転がったり、腰を心配してしまうほど身体を曲げて撮っていたり……いやはや見事なものです。
ときには、夢中になり過ぎることもあります。台所の流しに頭を突っ込んで撮影中、頭で水道栓を押して水をかぶってしまったり、お鍋に近付き過ぎて湯気で鼻の頭をやけどしたり、料理の撮影中に髪が燃えていたり・・・。でも、そうやって夢中で仕事をしている彼らの姿はとっても素敵です。
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