かまぼこのアレンジ
・かまぼこの挟み揚
・板わさ風焼きかまぼこ

 

かまぼこをアレンジする

この料理の撮影の仕事をした時、正直なところとてもアイデアに悩みました。だってこのかまぼこ屋さんのかまぼこはそのままでとっても美味しいのですから。でも、なにかアイデア料理を・・・と言われて、やっとこさ思いついたのがこのページで紹介する料理です。撮影終了後、「香ばしくて旨い!」と誉められました、これが難産の後の喜びってものでしょうか……(^◇^;
後日、試作用に山盛り送られてきていたかまぼこを平らげるのに、我ながら役に立つメニューだと思いました。生ばかりでは飽きてしまうので、おせちの残りやたくさんいただいた時にはお試しくださいね。


かまぼこの挟み揚

【材料と作り方】
かまぼこ、辛子メンタイ、焼き海苔、薄切りの豚肉、お好みの野菜など

カマボコには水平に深く切り目を入れ(端は切らずに残す)、切り目の間に 辛子メンタイ、ほうれん草やせん切りの人参などお好みのハーブや野菜を挟みます。 出来上がったかまぼこ全体を海苔で巻き、さらに薄切りの豚肉で包みます。これに小麦粉を薄くまぶし、衣を付けてからりと揚げます。揚げた後に切りますが、切り口のきれいな色合いを楽しめるように、色目を考えて食材を選びましょう。

つけ合わせのお野菜と上手に飾れば、お客さま用としても喜ばれます。また、辛子めんたいの代わりにワサビを混ぜ込んだ練り梅、柚子胡椒と酒で練った味噌、ちょっと豪華にウニなどを挟んでみても美味しくいただけます。かまぼこはなんにでもよく合う食材ですので、アイデア次第でいろんな味が楽しめます。


板わさ風焼きかまぼこ

【材料と作り方/2〜3人分

カマボコ・・・1/2本
鶏ササミ・・・  2本
三つ葉・・・1束
ミョウガ・・・2個
大葉・・・10枚 
わさび(チューブ)・・・約1/3本
日本酒(できればよいものを)・・大サジ1
醤油・・・大サジ2

1.わさびを日本酒で溶き、しょうゆに溶かして冷やしておきます。
2.三つ葉にはさっと塩湯をかけ、3〜4cmに切ります。鶏ササミも塩ゆでして、熱いうちにほぐして冷ましておきましょう。
3.ミョウガ、大葉はせん切りにして、 冷ました三つ葉と鶏ササミと合わせます。かまぼこは適当な厚みに切って、中央に切れ目を入れておきます。
4.食べる直前にバターを焦がさないように若干弱火でカマボコを炒め、2 の材料を挟みます。わさびドレッシングにつけて召し上がれ。

もちろん、本わさびを使うと香りも味も段違いです。いずれにせよ、ポイントはわさびを多めに使うこと。平らな皿に刺身のツマのように大根や海草を広げて、その上に焼きかまぼこをうず高く盛るのもいいかと思います。
写真中央がこのメニューの焼きかまぼこ。手前はそれに粒マスタードをトッピングしました。奥のかまぼこには彩りを考えて、練り梅に大葉を刻み込んだものを挟んでみました。


写真提供:志岐かまぼこ『志岐家からの招待状』 料理コーディネーション:RITZ


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