さよなら!レモンユーカリ

 

英名:Lemon Eucaly

効能:ユーカリは喉の炎症を鎮め、気管支炎にも効果があり、殺菌効果もありますが、血圧を上げることがあります。ユーカリの仲間であるレモンユーカリはレモンの香りの成分リモネンを多く含むので、精油を採るために栽培されているそうです。レモンユーカリには血圧を下げる効果があります。

利用法:ユーカリは喉アメ、ハーブキャンディーによく使われていて、葉からは精油をとります。レモンユーカリの利用法は入浴に生葉を少量使ったり(美容効果が高い)、ポプリ、リース、ドライフラワーに使う程度にとどめておいた方が安心です。
*ユーカリをティーで飲む場合には常用を避け、妊娠時や月経時には摂らないようにしましょう。薬用や美容に用いるには専門的な知識・技術が必要です。

コアラの大好物のユーカリはフトモモ科の常緑高木。「丈夫でプランター栽培も可能」とよく書いてありますが、かなり大きめの鉢での栽培でないとあまり元気に育たないようです。ユーカリの中でもレモンユーカリはとくに耐寒性が弱く、0℃程度が限界だと言われています。たまに0℃を下回る針槐の庭では元気に育っています。また、風で倒れることが多いので、幹が細いうちはしっかりと支柱を立てることも大事です(;_;)
わが家のレモンユーカリは一年でずいぶん成長しましたが、心配事もひとつ。本来、レモンユーカリの葉は表面がざらついていて、触れると香りも素晴らしいレモン香なのです。ところが、うちのは何故か葉がつるつるになり、触れても香りがほとんどしない!夏場に水をやり過ぎたのか、春からまたザラザラの葉に戻るのか…?

 

2000年春、にょきにょき伸びて早くも5mを越えようとしています。調べてみたところ、レモンユーカリは植えてから二、三年で葉の表面のざらざらは無くなって、艶のある皮質に変わるということでした。ところで、写真の幹のところがなんだか変でしょう?
クローズアップしてみると↓
ナント!ただいま“脱皮”中!
古くなった硬い皮がとれて、淡い緑の美しい木肌が現れます。これも、これから毎年の楽しみになるのでしょう。

 

2000年9月16日
かわいそうなレモンユーカリは吹き付ける台風の突風で倒伏してしまいました。さほどひどい台風ではなかったのですが、やはり風には弱かった。。。
倒れてから測ってみると6m50cmにも成長していました。急斜面の狭いスペースに植えていたことと、この辺りはモグラさんが走り回っていたし、土が弛んでいたのかもしれません。
上にばかり伸びていたので、そろそろ上を止めようと思っていた矢先の出来事、元気だっただけに悲しい。。折れた幹の下の部分には少し根が付いているので植えてみようとは思いますが、移植を嫌う質なのでたぶん無理でしょう。残っている根から新たな芽が顔を出さないか……こちらも未練たらたらで観察を続けます。

2001年5月16日
やっぱり……ダメでした。台風でなくとも強い風が吹きつける針槐の庭では、レモンユーカリは無理のようなので、今後植えることはありません。さようなら、レモンユーカリ(TOT)


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