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グッチ、よく頑張ったね。おつかれさま!

 

9.Oct.'2002
これまでの人生の中で誰よりも長く、共に暮らした相棒グッチは、今日の夕方、ついに逝ってしまいました。持ち直してくれたと思ったのも束の間、なんだかあっという間のことのような気がします。
息をひきとる瞬間にはGONZOが撫でてくれていたから、きっとこわくはなかったでしょう。苦しむ様子もなかったそうで、静かな最期でした。まだあたたかいグッチをずっとずっと抱っこして、お別れをしました。義母菊の字がお魚を炊いて供えてくれました。送り火を炊いて、グッチに乾杯をしました。今は私のそばで、いつものカゴの中でまるで眠っているような、今にもあくびでもしそうな寝顔です。
できることは全てしてあげたと思いたいものですが、これからグッチと過ごした日々をふたたび辿りながら、いつかそう思える日がくることを願うばかりです。 最期に思いっきり手をかけさせてくれたこと、長く苦しまずにすんだこと、こんなに長く一緒に暮らせたことなどをいったい誰に、何に感謝すればいいのだろうかと、今はそんなことをぼんやり考えいています。グッチ、本当にありがとうね。

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