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我輩はグッチである


2000年のクリスマス・イブで20歳になりました!
今まで耳にしたところでは23歳が最高齢のようなので
頑張れ!頑張れよ〜!と繰り返す日々です

 

成人式も済んで・・・/Jan.'2000

グッチの独り言

ず〜っとカゴの中が一番と思っていたけど、ふっとなにか思い出したような気がして、RITZの膝に上がってみた。RITZは「久しぶりだ〜!」とえらく喜んでいて、私もなんだかとっても居心地が良くて、なんだか懐かしかった。
あれ以来、食事のあとはRITZのアグラの中にすっぽり収まって寝ることにしている。アグラの中にいる間はずっとお腹や首の後ろや、肉球の奥の方を掻いてくれるから、ゴロゴロ忙しくもあるけど、気持ち良い。
あったかくなって、そろそろカゴへ戻ろうと立ち上がるけど、RITZが膝をポンポンと叩くのを見ると気持ち良さそうで、ついまた膝に戻ってしまう。立って、戻って、立って、戻って……そのうちみんなが笑い出すのはどうしてなんだろ?
時々、ダンナも私を膝に乗せようとするけど、ぎゅーっと抱くから嫌い。ヤだよ!とばかりにずっと拒絶してたのだけど、昨日の夜、試しに座ったらちょっとイイ感じ……。見上げると、ヤだわ〜、ダンナが喜んでいた。。。にやん!

RITZの独り言

猫と言えども、20年も生きているとそれなりに人間の言葉や生活をしっかり把握してくるのではないか……と、この頃よく思う。さらに、鳴き声もだんだんと人間仕様に近付いてきたように思える。通じるのだ、本当に.......
たとえば、「ドアを開けろ〜」と鳴く声が限りなく「どあ〜」と聞こえるし、お腹が空くと「ごあ〜ん」と鳴く。当然、嫌な時は「いや〜ん」と鳴く。
気のせいだと笑われる方も多かろうが、実際に我が家では誰もがグッチ婆さんの一鳴きに「はいはい」と正確に反応するようになりつつあるのだ。グッチ婆さんも満足げで、たまには「なんでわかった?」という顔つきで見返すこともある。
こうしてコミュニケーションがとれるようになったグッチ婆さんへの家族からの唯一の願い、それは“開けたドアを閉めること”。壁や家具やドアの、グッチ婆さんの背の高さの部分だけが汚れることは大目に見るから、ドアを閉めることだけは覚えて欲しいと日々特訓が続いている。が、今のところはち〜っとも成果は上がっていない。

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