海と空と針槐 > RITZの闘う猫車 > このページ


RITZの闘う猫車

登場する仲間たち


●6月1日(火) 曇り/RITZの薫製/ペニ−ロイヤル・ミント開花
明日は雨の予報なので、今日は頃良く干し上がった草木や雑草で草木灰作り。燃やせば良いというものではないので時間が掛かり、鼻の穴まで真っ黒で私は薫製状態(ハーブ香)。
先日作っておいた草木灰を野菜畑へちびちびまいていると、急成長したブロッコリーを発見。これが美味しいのなんの、「こんなブロッコリー、生まれて初めてー!」と大騒ぎして御満悦。やはり、もぎたては違う!(ブロッコリーは今年初挑戦)それに、でっかい!(喜)


●6月2日(水) 曇り時々ちょび雨/野菜畑作り再開/梅雨入り
荒れ地に残っていたコスモスの種をまいた後、野菜畑作りの続きを再開。ここでは草木灰を作っていたので土はすでにホクホク、クワが軽く作業もラクチン。ズッキーニを植え付け、周りにはやはり唐辛子とニンニク。場所が少し余ったのでアフロバジルを参加させた。
明日、植替え予定の綿ッ子たちを軒下に取り込んでおこうと行ってみたら、ギエ〜!、何ものかに半分食われていた(号泣)。すぐに捜索を開始したが犯人は見つからず、綿ッ子たちを植え替え、別の場所に避難させた。さて、犯人は???


●6月3日(木) 曇り/不安〜〜〜!/キンシ梅開花
三年半の海辺の暮らしには大満足。でも、いくつか不満も。新刊本や新譜がすぐには手に入らないこと。ゴミを捨てるのに車で行くこと。そして、買い溜めに時間が掛かること。で、今日は買い溜めの日。
買い溜めの日には庭仕事がほとんどできない。今日は双葉の見え始めた風船トウワタとパンヤ、オクラ、赤オクラ、パプリカを双葉移植。今回は里親が決まっているので大安心だが、ちと多いか…?
明日から7日までちょいと小旅行。植え替えしたばかりの苗もいくつか持参。気掛かりなのは水やり。「大丈夫!」と断言する菊ちゃん(姑)の水やりは、すべからく植物を薙ぎ倒す。今日も唐辛子の双葉やオクラの苗が地面にハリツケになっていた。不安〜〜〜!


●6月7日(月)曇り ハードな珍道中
長崎→福岡→北九州→福岡→北九州→岡山(倉敷)→北九州→長崎という行程で三泊四日。
特に北九州→倉敷は深夜に国道を走って8時間の旅。私が提案した「新幹線らくちんツアー」は却下され、「深夜の国道を走って青春するツアー」では車内で缶ビールと竹輪、見知らぬ漁港で花火、真っ暗な宮島駅で記念撮影という珍妙な旅となった。
翌早朝7時、高校時代の恩師の家に到着。美味しい朝食の後、「倉敷を案内しょう!」という恩師の無謀な提案に引き摺られ市内観光へ。朦朧として見た瀬戸大橋、山火事の跡だらけの鷲生山、“むかし回船問屋跡”ではなんと、明治時代の“猫車(と書いてあった)”が陳列されていた!(写真は後日)
昼食は農夫に転身した先生の畑の作業小屋で山盛りのオニギリとママカリ、眼鏡を忘れた奥さんが洗ったレタスにはアオムシのトッピング、デザートは果樹園からの契り食い。ピーカンの青空に風も心地良く、採りたてを茹でたそら豆、ビールも旨かった!


●6月8日(火)晴れ 恐るべし、ボリジ!/キンシ梅開花
旅の疲れか、今一身体に力が入らない。今日は留守後の庭を点検。
いくつかのものが去り、いくつかのものが芽生えていた。特にボリジ。ボリジを抜いた後に耕してフェーバーフューを植え付けていたのだが、びっしりと絨毯のようにボリジが芽を出していた。いくつかを荒れ地に移植。
ボリジを剪定したものが軒下で乾いている頃なので、カモミール畑の次にはボリジ畑を目指そう!ボリジについては成功間違い無しと言えるだろう。だけど、ボリジは触ると糸のような毛羽がちくちくと痛い。大量に手入れするとなるとちと不安。


●6月9日(水)晴れ 明日は雨だし、旅の疲れで今日はお休み!
……のつもりが、肥料やリを忘れてて、今日は二週間ぶりに液体肥料をかけまくった。
疲れた。こんな日は、ハーブの奴隷にでもなった気分。(やらなきゃいいだろ!)


●6月13日(日)快晴 星が呼んでいる!!/ラベンダー、花菖蒲開花
晴れた日は、夜になると満天の星々が私を呼ぶ。夜通し芝生の上で過ごせる季節になった。
特に今夜は雲もなく、天の川も見えるし流れ星もひとつ。遠く漁船の音、虫たちの声、小島で騒ぐ夜更かし鳥たち。なんとなく、HPの更新がおろそかになりそうな予感…。


●6月14日早朝(月)晴れ ネコ危篤!/南天開花
ネコはネコでも飼い猫の方、御寿17歳の我が家の御長寿NO.!がちょろっと外に出た間にどこぞの猫と闘って負傷。噛まれた傷が深くてまるで歩けない。かろうじて水は飲むものの御飯は受け付けない。トイレも連れていく度に◯◯。歳が歳だし、以前にも病気で死にかけた事があるだけに心配で付きっきりで看病。本ニャンもわかっているらしく、甘える、甘える!
ちなみに猫車はここごところ仕事もなく、水溜桶代わりになって頑張っている。


●6月15日(火)快晴と強風 ネコ重体!/名無しの花開花(茶庭)
飼い猫“グッチ”は寝てばかり(思えばいつもの事)。でも、五、六歩は歩けるようになった。病院嫌いなので、後一日様子を見ることにした。自分のベッドいると安心な猫なのでベッドごと玄関先へ連れてきて、チラチラ様子を見ながら万両をプランターへ移植。
我が家の玄関部分は夏場に朝陽、冬場にはほとんど陽が当らない。、万両なら…と思っての移植だが、無事に育ってくれますように!ついでに、グッチが早く良くなりますように!


●6月16日(水)曇りで暴風 泥んこRITZ、姑に叱られるの巻/キャットニップ開花
支柱たてを先送りにしたばかりに、今日の暴風で庭は悲惨な有り様。駆けずり廻ってはみたものの、この風では為す術もない。苗を定植するにしてもいきなりこの風では可愛そう。
結局、荒れ地に降りて地主さんが一日にして作ってくれた石垣の修復(大きな石を並べただけなので、雨で隙間から土が流れ出していた)。ユンボで雑草を取り、ざっと耕してくれているので、雨の後はジュクジュク状態で足首までめり込む。姑の長靴を履いて手ごろな石を探し、隙間に埋め込む。
作業を終えて満足気に裏口から台所に向かうと菊ちゃんが眼を丸くしている。「こんな風の日に…」という優しい言葉を思い浮かべていたらいきなり、「まーた子供んごと泥んこになって!外で洗っといで!」ですと。
悪さをして叱られた子供に戻った気分で長靴や手を洗う私を、少し元気になったグッチが心配そうに覗いていた。


●6月17日(木)強風と曇り 広すぎる…!/紫陽花開花
今日も今日とて荒れ地を開拓。強風に髪振り乱し少々の雨はへっちゃらで、雨の合間を縫っては除草(大根が荒れ地中に発芽)、石拾い。だが、あまりに広すぎて成果がまるで見えず悶々とする。隣の師匠が豆の根を持ち込んでくれたが、強風で未だ定植できないまま。移植したボリジだけがなんとか元気な様子。
なんと言っても土がぶかぶかで猫車が使えないのがとっても不便。更に筋肉を鍛えつつある私を遠目に、猫車は水桶の振りなんぞしてサボってる!私はウオーッと石を運ぶ。
時折、家の窓から飼い猫“グッチ”が覗いているのが見える。今夕から又御飯を食べなくなった。明日は雨のようだから、一日甘やかしてやろう!


●6月18日(金)雨 なんとかして!/グロキシニア開花
ようやく風が治まったと思ったら、今度は草一本揺れない静けさ。嵐の後の静寂?
雨の合間に庭に出てみたら、何も動かない、海も動かない、鳥たちが飛んでいなかったら時間が止まってしまったような不思議な世界。まるで絵の中にいるような…。
風のお陰で、いつもは海(南)ばかり見ている植物たちが今日は我が家の方にしっかりと顔を向けている。だけど、その顔は皆同じ言葉を発している。「早く、なんとかして!」


●6月19日(土)曇り スズメのヒナの受難/春菊開花>食べ損ねた(;_;)
暴風雨の後の庭を恐る恐るチェック・・・無言!満開だったエルダーはきれいさっぱり散って花びら一枚残っていない。ぐんぐん伸びてたイングリッシュラベンダーたち、あっちでこっちで花穂が折れていた。きれいにまとめておいたアルカネットとヘリオトロープは絡まり合ってバランバラン。針槐もうなだれたまま。でも、なにより悲しかったのは我が家の日除けテントの下に団地を作っていたスズメの巣が風にやられて、小さな小さなヒナが5羽も落ちて死んでいた。
なんだか気が滅入って一日ごろごろ。夕方、巻き付くものを求めて地面を這いずり回っていた可哀相なキューリのために柵を立てた。写真に撮ってみると春先に出来たばかりの畑もそれらしくなった。ちと、心が和む。


●6月20日(日)晴れのち曇り 可愛い緑肥/ナスタチューム満開
かつて「RITZさんちは雑草まで大事にしてる〜!」と、近所の人たちが笑いながら見に来た時期があった。その雑草は長崎の片田舎で「世界一幸せな雑草」と評された。
庭で見つけた時には針槐に似た美しい丸葉だった。夜になると数枚の葉をきちんと一つに折り畳んで眠る姿が可愛らしく、大事に育てた。大きくなってから、ようやくハブ草と判明。私の大好物のハブ茶のもと。しかも植えておくだけで土を肥やしてくれ、土壌のセンチュウを退治してくれるというエライ緑肥でもある。
今日は荒れ地にハブ草を14株植え付け(従姉妹から貰った!)、一株は可哀相だけれど(手許に置いておきたくて)小さな小鉢に植えた。なんて可愛い緑肥!


すずめ騒動のため7月からの日記は“ちょんの字が行く”につづきます


戻る 次へ