■死ぬかと思った ■罠にはまった ■胸にこたえた ■腹がよじれた ■寝るかと思った

Stephen Kingの書庫
スティーブン・キングの書庫

 

ベストセラー

'70〜'80年代の著作

死ぬまで読みつづけていきたい我らがスティーブン・キングのご紹介!

涙を飲んで選ぶオススメの一冊
刑務所のリタ・ヘイワース/ IT
どうしても一冊は無理でした(^^;

←ベストセラーへのリンクはInternet Explorer 5、Netscape Navigator 6 以上のブラウザで快適にご覧になれます。詳細は『この書庫の使い方』へどうぞ

 


スティーブン・キング
洋書paperback
ダーク・ハーフ
単行本
ダーク・ハーフ DARK HALH
'89年年刊行 in USA /文芸春秋/村松潔=訳/装画=藤田新策、デザイン=坂田政則
ブックマーク
ジョージ・スターク
1975年〜1988年
あまりいいやつではなかった

ペンネームを使って書けば自分が透明人間になれるような気がした。そのことについて考えれば考える程、ぼくは……そう……まったく新しい自分になれるような気がしてきた。一サド・ボーモント一
ジョージ・スタークというペンネームで小説を書き続けていたサド・ボーモントは、ある日突然、ジョージ・スタークと名乗る殺人鬼に追われるハメになった。


ミザリー
洋書paperback
ミザリー
単行本
ミザリー MISERY:ブラム・ストーカー賞最優秀長篇賞受賞
'87年年刊行 in USA /矢野三郎=訳 /文春文庫
 
雪の山道でスリップ事故を起こした流行作家は、意識が戻ると怪我で下半身が動かせない状態に陥ってはいたが、幸運にも彼の連続したシリーズの熱烈な愛読者だと自称する元看護婦の家で手当てを受けていた。手厚い看護に感謝してやまない作家だったが、人気のシリーズを終わらせると彼女に話したところから、事態は急転直下・・・なんとも気の毒な、恐ろし〜〜〜結末に向けてなだれ込んでいくのだった。
こんなに「痛い」本はない!読み進む度に「痛っ」「痛っ」と体をさすりながら一気に読み終えた。誰かに貸したきり行方不明になった一冊。本は大事にしたいけれど、こんなファンにはならないようにしましょう。

トミー・ノッカーズ
単行本
トミー・ノッカーズ TOMMY KNOCKERS / 上下巻
'87年年刊行 in USA /文芸春秋/吉野美恵子=訳/装画=藤田新策、デザイン=坂田政則
ブックマーク
ゆうべ遅く、その前の晩も
トミーノッカーズ、トミーノッカーズ
ドアをどんどん叩いてる
出ていきたいけど、行かれない
トミー・ノッカーズがこわいから一伝承童謡一

スティーブン・キング
洋書 hardcover
イット
単行本
イット IT / 上下巻
'86年年刊行 in USA /文芸春秋/小尾芙佐=訳/装画=藤田新策、デザイン=坂田政則
ブックマーク
「ふわふわ浮かぶんだよ。
 ここじゃぁみんなふわふわ浮かぶんだよ」一ペニー・ワイス一
本書の執筆はメイン州バンゴアで1981年9月9日に始まり、
おなじくメイン州バンゴアで1985年12月28日に終わった。一S.K.一

すべては読んでみてのお楽しみ。長篇ですが、読み飽きることはありません!


スティーブン・キング
洋書paperback
痩せゆく男 THINNER
'84年年刊行 in USA /文春文庫
不注意でジプシーの老婆を轢き殺してしまった男、その裁判の担当判事になってしまった男、そして地元の警察署長。その三人に、ジプシーの呪いがつきまとう・・・ダイエット・ブーム真只中に読んだ所為もあって、なかなかに恐い本。映画化の前に慌てて読んだのだが、映画もそれなりに楽しめた。本は紛失。

スティーブン・キング
洋書 hardcover
クリスティーン CHRISTINE
'83年年刊行 in USA /新潮文庫
内向的でなかなかクラスメイトにも馴染めない少年は、ある日一台の廃車同然の車に目を奪われる。ようやく手に入れた念願の車を自らの手で修理して磨きあげ、車も自分も見違えるように変身していくのだが・・・
恐怖はいろんなものに形を変えてやってくるが、これだけはご勘弁被りたい。こんな○○○があった日にはおちおち外へも出られませんて。くわばら、くわばら。。。本は紛失。

スティーブン・キング
洋書 hardcover

スタンド・バイ・ミー
文庫本

DIFFERENT SEASONS 2:恐怖の四季/秋冬編
'82年刊行 in USA /'87年 新潮文庫/山田順子=訳/カバー=上原徹 / '01年読書
ブックマーク

THE BODY スタンド・バイ・ミー
雌直はおだやかにわたしをみつめ、わずかにくびをかしげた。わたしに好奇心をもったのではないかと思えるしぐさだった。彼女の目に映ったのは、眠れるカカシのようにくるくると渦を巻いたり、ぴんと突っ立った髪に、裾を折り返したジーンズと、肘をつくろったカーキ色のシャツ、当時のイキがったスタイルどおりにシャツの衿をくいと立てた格好の少年だ。わたしが見ているものは、ある種の天からの贈り物、おそろしいほどに無造作に与えられたなにかだった。一ゴーディー一

ゴーディーは樹上の隠れ家を共有する三人の少年と共に、鉄道に跳ねられて死んだと噂される行方不明の少年を探して旅に出る。それぞれに問題を背負った少年たちの冒険成長ストーリー。早く大人仁なりたい少年たちの子供らしい瑞々しさが光る。後にスピルバーグが映画化し、絶賛を浴びた。

マンハッタンの奇譚クラブ THE BREATHING METHOD
暖炉はとてつもなく大きい。一中略一炉棚はついていない。そのかわり、がっしりした石のアーチがついている。このアーチの中央に、わずかに突出した かなめ石がついている。かなめ石はわたしの目の高さにあり、薄暗い照明にもかかわらず、石に刻まれた銘を読むにはなんの苦労もなかった。銘にはこうあった。“語る者ではなく、語られる話こそ”と。一デイヴィッド一

稀覯本だらけの書庫、樫の寄せ木張りの床、古風なビリヤード台、象牙と黒檀を刻んだチェス、上質の酒と極上の料理、客たちは思い思いの時を静かに過ごしている・・・上司に連れて行かれたクラブは古風で風変わりで、謎に満ちた場所だった。


スティーブン・キング
洋書 paperback

ゴールデンボーイ
文庫本

DIFFERENT SEASONS 1:恐怖の四季/春夏編
'82年刊行 in USA/'88年 新潮文庫/浅倉久志=訳/カバー=上原徹
ブックマーク
刑務所のリタ・ヘイワース一一春は希望の泉
RITA HAYWORTH AND SHAWSHANK REDEMPTION

悩ましい海水着姿のリタが 〈中略〉 サテンのような唇を半びらきにしていた。やつは毎晩消灯のあと、ベッドに寝ころんだまま、運動場のアーク灯に照らされたそれを観賞できるわけだ。しかし、明るい朝の日ざしのもとでは、彼女の顔に黒い斜線が入っていた一一たったひとつの細い窓にはまった鉄棒の落とす影が。一レッド一

無実の罪で刑務所に収監された男は、30年の時をかけて脱獄に成功した・・・これは以上は読まなきゃわからない。キング作品の中では私の一押しです!!!映画化された『ショーシャンクの空に』も良かった。。。

ゴールデンボーイ一一転落の夏 ART PUPIL /'74年度作
なにをするつもりだ?自殺したいのか?この四年間、そのために努力してきたことをぜんぶぶちこわすのか?どういうつもりだ?ちがう、ちがう、そんなことできゃしないよ。ただの…ほら、笑い話さ。たしかにそうだ…しかし、その衝動は去らなかった。一トッド一

トッドは優秀な高校生だった。じきに卒業して、未来を切り拓いていけるはずだった。ある日、ある男に会わなければ……。その日、その男の正体に気付かなければ……。どちらが優位に立つか、生死をも左右する老人と少年の駆け引きが怖い。映画化されたものも楽しめた。


モダンホラー書き下ろし傑作集 カービー・マッコリー編 闇の展覧会1に収蔵
THE MIST
'80年刊行 in USA/31.OCT.'82読/ハヤカワ文庫/矢野浩三郎=訳/カバー=辰巳四郎
ブックマーク
「ある日彼はアイデアが固まりはじめてきた、という電話をくれた。それから一週間ばかりした頃、作品を書きはじめているが、最初考えていたより少し長くなりそうだ、と言ってきた。二万語ほどだとスペース上問題あるだろうかと訊かれたので、問題があるどころか、いっそう興味がつのってきた。 一中略一 蓋をあけてみたら、超自然的恐怖小説の世界で最もポピュラーな作家の(四万語の)長篇作品を手に入れることになったわけだ。」闇の展覧会編者 カービ・マッコリー「はじめに」より抜粋
ある日、町のはずれから霧が押し寄せてきた。濃い霧はねっとりと重く、まるで生き物かなにかのように息づいて見えた。そして霧の中からは背筋を凍りつかせるような音が聞こえてくる。「あの霧はなにかがおかしい」・・・読まなきゃ損!!!の一冊。

スティーブン・キング
洋書 hardcover
ザ スタンド
単行本
ザ スタンド THE STAND/完全無削除版 極厚上下巻
'78年12月刊行、1990年5月完全無削除版刊行 in USA
文芸春秋/深町眞理子=訳/装幀=藤田新策/OCT.'82読/Jan.'02読
ブックマーク

突如アメリカ全土を襲った超悪性のインフルエンザ「スーパーフルー」。死亡率99%、空気感染。世界は死滅したかと思われた……が、わずかであれ、なんらかの抵抗力を持って生き残った人たちがいた!仲間を渇望しながら苦難の旅を続ける生存者たちの夢に呼びかけるのは、ギターを引く黒人の老女マザー・アビゲイル、そして「闇の男」。生存者たちは思い思いにそのどちらかを目指した。そして、ついに「光」と「闇」の戦いが始まった。

このTHE STANDが書かれてからやがて30年・・・その間数々の名作が生み出されているが、THE STANDはいまだにキングファンから一番人気を得ている作品。それもそのはず、これこそまさにキングワールド!これを読まずしてキングは語れない!
'75年2月に書き上げられたこの作品は、当時400ページほど削除されて刊行された。'88年に読者からの要望でほぼ完成した時点のままの完全無削除版1200ページが刊行され、このいきさつについては本書の中でキング自身が語っており・・・かなり悔しかったらしい。 また、無削除版には『クリープショー』や『人狼の四季』でおなじみのモノクロイラストが挿入されており、この挿絵の代金はキング自身が支払ったという噂・・・再刊行がかなり嬉しかったらしい。
修正された部分:二部構成の前書き・プロローグとエピローグ・時代設定が80年代→90年代へ


NIGHT SHIFT シリーズ
'74年『キャリー』や'77年『シャイニング』以前の無名時代に書かれた作品をまとめて発表したもの
トウモロコシ畑の子供たち
文庫本

短編傑作全集 NIGHT SHIFT Vol.2
トウモロコシ畑の子供たち CHILDREN OF THE CORN
'78年2月刊行 in USA /サンケイ文庫
*アメリカでは『
NIGHT SHIFT』 に一括収録されている

トウモロコシ畑の子供たちで、決定的にキングの虜になってしまいました。

●超高層ビルの恐怖     ●トウモロコシ畑の子供たち
●芝刈り機の男       ●死のスワンダイブ
●禁煙挫折者救済有限会社  ●花を愛した男
●キャンパスの悪夢     ●ジェルサレム・ロットの怪(呪われた村)'75
●バネ足ジャック      ●312号室の女
スティーブン・キング
洋書 paperback
深夜勤務
文庫本
短編傑作全集 NIGHT SHIFT Vol.4
深夜勤務 NIGHT SHIFT
'78年2月刊行 in USA / サンケイ文庫
高畠文夫=訳 / デザイン松永真、イラスト矢吹申彦 / '00年再読
ブックマーク

この一冊で、すっかりキングのファンになってしまいました。

●地下室の悪夢        ●灰色のかたまり
●波が砕ける夜の海辺で '69  ●戦場
●やつらの出入口       ●トラック
●人間圧搾機         ●やつらはときどき帰ってくる
●小取り鬼          ●呪われた村



書庫トップに戻る