■死ぬかと思った ■罠にはまった ■胸にこたえた ■腹がよじれた ■寝るかと思った

小野不由美の書庫


ベストセラー

ずるずると夢中になりそうな予感あり!

涙を飲んで選ぶオススメの一冊
屍鬼

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小野不由美 黒祠の島(こくしのしま)
初版20.Feb'01/祥伝社/'01年読
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取材調査を請け負っていた作家の消息が突然途絶え、わずかな足跡を追って式部は「夜叉島」に辿り着いた。観光客もめったに訪れない夜叉島の家々の軒先きには、どこにも風車(かざぐるま)と風鈴が風に揺れて乾いた音を奏でていた。神事として牛を海に流すという因習の根深い島。そこの神社の境内で発見された禍々しい変死体。読み始めてすぐにどしりと重たい印象があったが、予想通り一筋縄ではいかない本格推理。やってくれますな〜、小野不由美さん!私は嬉しい。。。

小野不由美 屍鬼 屍鬼(しき)
初版30.Sep'00/新潮社 上下巻/'01年読
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下界から隔絶されたような森に挟まれた山村の、高台の洋館に美しい夫婦とその娘が越してきた。以来、村では奇妙な病気が流行り死者が続出。そして、死んだ者を見たという奇妙な噂が囁かれるようになった・・・
どっしり重い手応えにもめげずつるリつるりと呑み込まれ、いつの間にやら山奥のとんでもない村の中へと引きずり込まれた。途中、中弛みの感もあったが、狩るか狩られるか……私自身が闇に隠れ、山に隠れる得体のしれない傍観者となって、愉しむこと1.270pの壮絶な田舎暮し。


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