第三十六候

大雨時行/八月三日〜七日頃 

歌/着ながらにせんたくをした夏の雨/一茶


名称 とんかち酒

…とんかちざけ

酒 焼酎水割り

肴 氷下魚

BGM It thunders

…lightning

カミナリ様を連れて突然やってくる夕立.

遠くの雷鳴を聞きながら買置きしていた干し魚を取出します.名前は氷下魚と書いて「こまい」と呼ぶ.タラ目の海魚で季語は冬ですが字面が涼しげです.

全体に日本酒をぬって遠火で炙り、まな板上に腹を下・背を上に配置.やおら「とんかち」を取出し、魚身をほぐすようにトントンゴロゴロトントンゴロゴロ・・・

酒はくせの無い蕎麦か麦の焼酎.ハーブの葉っぱを手のひらでパン!とやってグラスに放り込みます.これで準備OK.

電気を消し、カーテンを全開した窓の前にあぐらをかいて、空から海に奔る稲妻に目を凝らしながら手探りで酒を呑む.

ホラ来た!もう一杯!!

*氷下魚/郊外スーパーのふるさと特産市で発見

*ローズマリー/わが家の庭より

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