第三十八候

寒蝉鳴く/八月十三日〜十七日頃 

歌/かなかなと涼しそうなは蝉ばかり/現代川柳


名称 晩蝉酒

…ひぐらしざけ

酒 赤ワイン

肴 スティックサラダ

BGM GYMNOPEDIE

…satie

夕暮れ時.ひぐらしの哀調をおびた鳴き声が、まだまだ暑い最中に涼しさを運んできます.

今夕の主役は採れたて野菜のオールスターキャスト.きゅうり、大根、セロリ、ピーマン、アスパラガス等々.何れもタテに断ち割り棒状にして、氷水にザックと差す.次に様々なかたちのぐい飲みに、それぞれ粗塩、辛子マヨネーズ、数種のハーブソルト、いりこの唐辛子炒め等を用意.

冷蔵庫の野菜室で冷やしていたワインを片手に庭に出る.冷えたセロリをスプーン代わりにいりこをすくい、シャリシャリと歯ごたえを楽しむ.曲がったきゅうりにハーブをまぶし香りを楽しむ.前は海、雑木林に蝉が鳴く.

田舎は良きかな、酒は良きかな、かなかなかなかな・・・

*野菜/わが家の庭と近所の農家からの差入れ

*ぐい飲み/地元で知り合った陶芸家からのプレゼント

 

◆酩酊暦/目次