歴史に残る三大酒合戦
投稿:酔い覚まし/広島市/団体役員/44歳

■亭子院/酒の御前試合
九百十一年に催された歴史に残る最も古い酒の御前試合。世に名の知れた酒豪ぞろいの公家八人。なみなみと注がれた大盃を、ひとりが飲み干しては次々に回していく。二杯や三杯はなんのその。六、七杯目で奇声を発する者、ウエッと倒れ込む者。さすがに、十杯目の三斗でストップがかかり優勝者には馬一頭が授与された。

■慶安の酒合戦
千六百四十八年、戦国時代の真只中に開催。東西に分かれて三十人以上が酒で一騎まみえた史上最大の酒合戦 。この模様は「水鳥記」という書物に詳しく書かれており、酒豪たちの名前がとにかくユニーク。呑勝(のみかつ)、忠呑(ただのみ)、吐次(はきつぐ)、早呑(はやのみ)、底深(そこぶか)となんとも酒に強そうな名がズラリ。結果はその名に反して大将以外は全員ダウンという壮絶な合戦だった。

■昭和最大の酒合戦
千九百二十七年(昭和二年)の埼玉で開催。ルールはまず、入場料として二円五十銭を払って一升瓶のラッパ飲み。次に同じ事を繰り返して二升飲めば予選通過。その後は自信のほどによって器が大鉢と小鉢に分けられた。優勝者は一斗二升を飲み干した六十二歳のご老人。若い時から八升は飲んでいたというから並みの酒豪ではなかった。

と、アルコールに弱い人には目が眩むようなエピソードでしたが・・・ところで、実は信長も家康も西郷隆盛も、東条英機も下戸だったということをご存知でした?

今夜は「焼酎ファイト!」で、四戦目の酒合戦。果たして歴史に残るかな。

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