里子たちの記録

キジバトのヒナ

人の暮らしの中にいる野鳥たちの写真はあどけなくかわいいものです。でも、野生に触れることなく生きていくしか道がなくなった野鳥たちの姿は、日々を共に暮らしている里親さんの目から見てもとても悲しい存在です。野鳥たちは野生にあってこそが一番自由で、一番幸せ・・・多くの里親さんがこの思いを胸に抱いてがんばっています。
このコーナーでは、保護されたヒナたちに素早い処置ができるよう、より多くのヒナをより早く野生に返すことができるよう、野鳥のヒナの写真を募集しています。みなさんからのたくさんのご協力をお願いいたします。

写真を提供してくださったみなさんに深く感謝いたします
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ケース2

「自宅の庭の木にキジバトが巣を作り、無事一羽のひながかえりました。家の中から巣が見えるので、カーテン越しに子育ての様子を毎日楽しんでいました。ところが、ある日近所のネコに襲われてしまったのです。ちょうど巣に手をかけている所を発見し、私の叫び声でネコは逃げたのですが、親鳥はどこかを傷つけられたらしく、パニック状態でどこかに行ってしまいました。残された巣を恐る恐るのぞいてみると、ひなの背中からも血が流れていました。このまま放っておいてもまたネコに襲われるだけだと思い、ヒナを保護しました。この写真はヒナを保護して3日目に撮影したものです。まだ黄色い産毛しか生えていなくて、目も開いていませんでした。」
好奇心旺盛で元気に育ったキジバト君は、何度か窓辺に置いたエサを食べに戻ってきた後、仲間たちと合流したようです。 めでたし。めでたし。

写真提供:あつこ@神奈川さん
ケース1

とっぽいキジバト公園前の道で大きさ10cmの何かのヒナを発見。ダンボールを広げた物の上にちょこんと乗っていた。裸状態で、うぶ毛がポアポア生えている。地肌は濃いグレー。指で押してみるとわずかに反応したが、身体は冷たい。手の上に乗せてみたら、ソノウ(喉の餌袋)に穴が開いていた・・・これがponkaさんとヒナの出会いでした。
キジバトもponkaさんもがんばり、無事に放野(ほうや:リリース)に成功しました。なにごともあきらめないこと・・・大事なことですね。

写真提供:ponkaさん(鳥笛


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