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臼杵の磨崖仏と九重  
   


湯布院→大分市→臼杵町

湯布院 道の駅4月10日快晴、仕事絡みで大分へ。相棒GONZOもRITZも大分へ行くのは数十年ぶりのことだ。予定の時間より早めに出かけ、ランチをゆっくり楽しむことにした。いつも空いている長崎自動車道から大分自動車道に入る。こちらも結構空いており、途中から一車線が多くなり高速とは言えない場所もあるが、雄大な山々の中を突っ切る道路でスピードは必要ない。
ランチタイムのお目当ては最近できたという湯布院インター前の道の駅(写真右)。ずらずらと美味しそうなメニューが並んでいる中から迷いに迷って選んだ「地鶏そば」は薄味のお出汁でとても美味しかった。「地鶏弁当」「湯布院名物カレーパン」などに思いっきり後ろ髪を引かれながら出発。かつて何度も足を運んだ湯布院は急激に観光化が進み、かつての隠れ家的風情がなくなってしまったのがちょっと淋しいが、由布岳は相変わらず堂々と美しかった。
30分ほど走って大分市へ。仕事の後は地元産の美味しいお魚料理をいただき、満腹のまま轟沈。


老舗が並ぶ町4月11日ほぼ快晴、早起きしてまっ先に知人の農園を訪ね、たんまりと無農薬有機野菜をいただいてにんまり。山盛りの野菜を連れに臼杵市に向かった。
「ようこそ臼杵へ 温泉なし 温心あり」と陸橋に書かれたメッセージにほのぼのと微笑み、フンドーキン醤油のだだっ広い建物群にあんぐりと目を奪われながら臼杵に着いた。臼杵は市長さんが町並み保存に力を注いでいるとかで、城下町風情たっぷりの町だ。
日本らしいね古くからの家屋や商店がそのまま残っている通りを歩きながら、やたら目に付くのが醤油や味噌。なんと、臼杵はフジジン醤油の本拠地でもあるのだ。
ショーユ ソフト〜!?
ミソ ソフト〜〜〜!?
「ショーユソフトは驚くほど香りが良くて、みなさん驚かれています」ってな解説をみつけたが、なんとなく食べそびれてしまった。


お食事処の一画お昼は友人お薦めの老舗へ。予約で座敷はいっぱいだとかで、売店の一画のテーブルにていただく。
「黄飯、赤出汁味噌汁、けんちん汁っぽい煮物、味噌漬卵、柑橘系果実(忘れた ^^; )の漬け物」
セットで1.000円也。どれも薄味で、と〜ってもヘルシーで美味。黄飯(おうはん)はクチナシの実で色付けした黄色のご飯で、ほんのり香りはあるけれど、特に味はない。この辺りの名物とのことで、確かにあっちこっちでこの名を見かけた。


フグのヒレは乾燥するべし!食後はぶらりぶらりと町を探索。露地の一本も見逃すものかと眼を凝らすものの、屋根の上でお昼寝している猫さんや電線でお喋りしているツバメさん達ばかり見つけ、案内してくれた友人に笑われた。
もちろん、居心地の良さそうな呑み屋さんも気にかかる。臼杵はフグも名物で、ここのフグは肝も食べさせてくれるそうな・・・これは気になる〜〜〜!
と歩いていると、なんとまぁ、おおらかにフグのヒレが干してあること。 ヒレ酒がまたたまらないんだよねぇ……などと涎を呑み込みながら、「いつかきっとまた来るぞ!今度は絶対にフグを食べてやる!」と果てしなく食いしん坊なRITZであった。


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