お邪魔な合併浄化槽作戦

 

田舎生活者の庭造りには悩みのタネとなる埋め込み式の合併浄化槽!! ドデカイ本体は地中に埋め込んであるものの、点検管理用の大きなフタがデン!デン!デン!・・・わがハーブガーデンのど真ん中にもこれがあり、突如としてこれが気になり出した。冬場の作業に予定していたのだけど、閃いたら一目散!やらずにはおさまらない気分……というわけで、“お邪魔な合併浄化槽作戦”のはじまり、はじまり〜!とは言え、目隠しの台など置けば、毎月の点検の際に保守作業員さんに迷惑をかけてしまうし・・・さて、どうする???

 

浄化槽1敷きつめていたバラ石を取り除き、固い土を掘り取りる。日陰になるのを待ってからの作業で、しかも土が固くて作業は難航。ここにはよく雑草も生えるので、まずは雑草除けの不織布を敷きつめる。水は通すが雑草の根は通さないという優れもの……という触れ込みであるが、この工事は「実際の効果はいかがなものか」という実験も兼ねている。不織布の隅を掘りあげた石で押さえて、ひとます作業終了。
浄化槽のふたの上にのっているのは砂袋。今回はさらに雑草立ち入り禁止効果を高めるために、建材店にて砂を購入。一袋\350-を6袋。

 

浄化槽2不織布は陽射しに当ると劣化するので、5cm以上土などでおおわなければならないとのことで砂を敷き詰める。砂を厚めにまいておけば雑草が生えにくいという話は園芸店のおじいちゃんに聞いたこと。 うんしょ、うんしょと頑張って、重い砂を5cmほど敷きつめた。雨で沈むだろうが、この上に浄化槽のフタと同じ色の石を敷きつめる予定。残り半分は盆明けの作業にしよう。
2001年8月

………ここはまだこのままで〜す………(^^;
2003年5月

 

そして2005年早春、工事再開

浄化槽3

期待していた不織布と10cm厚の砂では雑草には勝てず、合併浄化槽周辺は雑草のパラダイスと化していた。雪もちらつく早春、ふと思い立って作業を再開。写真手前の通路に敷き詰めていた芝生を剥ぎ取り、合併浄化槽の周りの砂を掘り取り、レンガを敷き詰めてみることにした。すき間にはレンガ固定用の小石を埋め込み、その上に小粒の玉砂利を敷き詰めた。う〜ん、なかなか良い感じ♪ 近所の子供達も、虫が捕りやすくなったと大喜び。
月始めの浄化槽の点検時には載せた鉢を取り除いておくつもりだったが、作業員さん曰く「綺麗か場所に浄化槽があることはめったに無かもんで、気持ち良かですよ」と、鉢を避けて点検した後にちゃんと元通りに配置してくれるようになった。有り難や、有り難や。今では作業員さん達のためにも季節ごとに花を変え、やれ美しい、やれ珍しいとの褒め言葉に会話も弾む。もちろん、鉢の用土は軽いものを使うように心がけている。
さて、雑草の方はというと、レンガのすき間から、玉砂利のすき間からと相変わらずではあるが、草取りの手間は大幅に減少した。掃除という点に関しては、ちと課題も残っている。針槐の落ち葉が舞い散る場所なので、掃き寄せる時に玉砂利が邪魔になる。目下、玉砂利の代用として、除草効果のある固化真砂土や雑草を寄せつけないガーデン資材等を検討中。
6月に入って、このハーブガーデンにはメダカ、ヌマエビ、タニシ、ホテイ草や水草も仲間入りした。じつはヒヨドリの水浴び場として作ったのだが・・・この紆余曲折に興味のある方は日記のコーナーでどうぞ。
2001年6月撮影


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