器とハーブとイタリアン


チーズだ、ニョッキだ、ソースだ・・・
狭いレストランの中は熱気に溢れました

ルミジャーノ・レッジャーノ
今回はパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会が特別に参加して下さいました。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名はイタリアの法的規定で制限された“特別ゾーン”で生産されたもののみに与えられるものです。
“特別ゾーン”で飼育し、生産された最高品質の牛乳から生まれ、幾世紀にもわたって受け継がれた匠たちの技に支えられ、長い自然熟成の末に出来上がる最も信用できるチーズです。
もちろん、保存物、着色物や防腐剤などは一切使われていない、栄養価の高い自然食品です。協会から派遣された菅さんの説明に、芳しいチーズの香りが色を添えていました。


ョッキ作りの楽しみ
次はジャガイモのニョッキ(パスタの1種)作りに挑戦です。茹でて潰しておいた水分の少ないジャガイモに粉を加えて静かに練ります。今回使った長崎県産の赤芋は、ニョッキ作りに最適だとのことで、なんだか嬉しくなりました。そうそう、わが町産のトマトも誉めていただきました。
さて、 打ち粉をまぶしながら台の上で生地をロープ状に伸ばし、小さく切ってたひとつひとつをフォークの上で転がして成形していきます。成形はニョッキ作りの楽しみのひとつ。フォークを使っての成形は楽しかったようで、うまくできる人、なかなかできない人、それぞれに楽しんでいました。指先で丸めたり、ねじったりと他にもいろんな方法を教わりました。


鮮なバジルを求めて・・・
ニョッキが出来上がると、お次はソース。今回はあっさりトマトのソースです。
フライパンでバターを溶かし、皮をむいて角切りにしたトマトを加えて軽く煮ます。仕上げにバジルを手でちぎって加え、塩・胡椒で味を整えて出来上がり。
7月も中旬、どこのバジルも花を咲かてしまっていたり、強い日差しで弱っていたり・・・新鮮なバジルを求めてスタッフは大わらわ。当日参加する友人まで巻き込んでバジル探しに奔走しました。頼もしい友人達のおかげでなんとか間に合い、ホッ。


房は大騒ぎ
ソースも出来上がり、いよいよジャガイモのニョッキの仕上げです。ニョッキはキッチンの大きな深鍋で、塩を加えたたっぷりの熱湯でゆでます。暖めておいた皿にニョッキを半量敷き、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを少しふりかけてソースを半量、これをもう一度繰り返します。
手作りニョッキとソースを持って、各テーブルの代表者が厨房で並んで順番を待って、ニョッキを仕上げました。出来上がったお皿にため息が出たり、ニョッキの出来栄えを比べ合ったり、厨房の中はわいわいがやがや大騒ぎ。


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