■死ぬかと思った ■罠にはまった ■胸にこたえた ■腹がよじれた ■寝るかと思った

ジャン・バークの書庫

……Jan Burke……

ベストセラー

頑固で勇気凛々の女性記者アイリー ン・ケリーのシリーズに興味津々です

涙を飲んで選ぶオススメの一冊

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ジャン・バーク
洋書hardcover
骨
文庫本
BONES
1999年発表/15.Jun.'02 講談社文庫/渋谷比佐子=訳/エドガー賞(MWA最優秀長編賞)受賞
女性新聞記者アイリー ン・ケリー・シリーズ7作目
ブックマーク
連続殺人犯パリッシュが遺体を埋めたシェラネバダ山脈へ向かう発掘調査隊。パリッシュと警官たちに同行するのは長らく事件を追い続けていた女性記者アイリーン、法廷人類学者、そして死体捜索犬ビングル。だが、山中で一行を待ち受けていたのは、逮捕前から周到に計画されたパリッシュの罠だった。シェラネバダ山中を駆けめぐるパリッシュとの死を賭した攻防戦からからくも生還したアイリーンだったが、パリッシュの魔の手は執拗にアイリーンを刈りたてた。
ストーリー自体にはとくに斬新さもなく、どちらかというと予想通りの展開なのだが、アイリーンのギリギリの精神状態や多くの命が失われたシェラネバダから生還したことへのトラウマに悩む人々などの細やかな描写、迫力ある情景描写が全体をぐっと引き締めている。アイリーンの頼もしい仲間たちの活躍やビングルはじめ多く登場する犬や猫たちの個性も存分に楽しめた。


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