■死ぬかと思った ■罠にはまった ■胸にこたえた ■腹がよじれた ■寝るかと思った

桐野夏生の書庫


ベストセラー
なんてクールなんだっ!なんてこわいだっ!なんてステキなんだっ!

涙を飲んで選ぶオススメの一冊
柔らかな頬

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桐野夏生 柔らかな頬
初版15.Apr.'99/講談社
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「私は、子供を捨ててもいいと思ったことがある」………娘の誘拐をきっかけに、露になる登場人物それぞれの人となり、孤独、不倫。娘を追う母の執念、子供への愛情さえも淡々と綴られていて、眉をひそめるような出来事さえさらさらと流れていく。クールな熱情と冷ややかな緊張感が結末に向け過熱していく様はすさまじい。

桐野夏生 OUT
初版15.Jul.'97/講談社/'01年読
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生活に追われ、家庭に追われ、仕事に追われる弁当工場の夜勤パートの主婦たち。いつしか寄り添うようになった仲間一人の引き起こした殺人をきっかけに暴走を始める彼女たちは、思いもかけず「怪物」を覚醒させてしまうことになる。肉体的恐怖もさることながら、精神的孤独と枯渇の描写に圧倒され、「頑張れ!年増女たち」と思わず叫ぶ。


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