ベストセラー |
土着の迷信や伝説、独特の空気感、いかにも魑魅魍魎が跋扈しそうなおどろおどろしい、そして時にはひどく艶かしい雰囲気がたまらない。なのに、読後感はさっぱり。なぜか、作品には常に「緋色」のイメージがつきまとう……。
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死国(しこく) 初版23.Mar.'93/マガジンハウス |
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四国・・・奥深い自然、白装束のお遍路の姿、願の成就する神聖な場所。願は時として執念となり、時として妄執となる。想像を駆り立てられる厳しく逞しい四国の自然を背景に、生者と死者の織りなす妖しく恐ろしい物語が綴られる。うっすらと鳥肌を立てながら、わくわくと一晩で一気に読み上げた。 |